ホーム > 詩人の部屋 > 凪都の部屋 > サマータイムオーバー

凪都の部屋


[104] サマータイムオーバー
詩人:凪都 [投票][編集]


まばたく合間をぬって
じんわりスローが滲んだ空

朝焼けと夕焼けの赤色模様
虹じゃない色が拡がる虹色の空


淡々と眺めていた


手を振るあの子にあの頃と
過ぎ去りし日々に
重なり透かした今では


同じ時間でも

もう、影の長さが違うね




縁の下の黒猫が
見つけにくくなったら
時計の針を進めて
さよならを言わないと






2007/09/01 (Sat)

前頁] [凪都の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -