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凪都の部屋


[50] 北風
詩人:凪都 [投票][得票][編集]

白に浮かんだ黒い世界から
一粒二粒透明を零す頃

大地にしみ込み
土に薄い影を作る

向かい風にもかかわらず
留まっていた歩が
進みだしたら

足の裏に隠した雫を
そのまま踏み躙り
次は上の空で歌を唄う


弧を描くだけの口の奥
今日から少しづつ
牙を磨き始めよう

2006/07/09 (Sun)

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