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凪都の部屋


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詩人:凪都 [投票][得票][編集]

降り注ぐ重力は常に平等
それは同じ地平線の上
立つ事を望めばの話

それでも
君たちの足取りは
風船みたく軽く
ときどき
私のポンコツは
鉛以上に重い

羨ましく思う
それでも身体を今日はどこへ
運んで行ってしまおうか?

山の頂きを目指そう
それとも海底深くへ

いつでも削ぎ替えの効く
便利な人間ではない

鉄やプラスチックやゴムに
犯され続ける足だが

手を引かれて歩きだす事はない
彼にもプライドがあるらしい

2006/07/14 (Fri)

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