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腑鵜-restoration-の部屋


[16] 告白
詩人:腑鵜-restoration- [投票][編集]

『好きです』… 告った。 他の男が。

君はその場では返事はしなかった。

ただ、それよりもその言葉だけは聞きたくなかった。

どんな嫌いな授業よりも… どんなに五月縄い説教よりも…

授業や説教は聞き流せばいい。

でも、そいつの言葉だけは聞き流したくても、聞き流せない。

胸に何かがグサっと刺さった感じだ

抜きたくとも、決して抜けない『言葉』と言う名の剣…

もう嫌だ…
君が好きだ! でもこの想いは伝えなかった。
伝えることが出来なかった。

今の関係が音を立てて崩れていきそうで怖かった。

でも、それをダチはやってのけたのだ。

せんない… 己の弱さが憎い…
何なんだ俺は…

もう死にたい… そうだ、その手があったか!

何もかも一からやり直そう。
死んで…

何て、んな勇気あるんならたった『好きだ』の三文字の言葉ぐらい簡単に言えるか。

やっぱ君を好きでいたい!
今も… そしてこれからも!

そしていつの日か言いたいな〜
『好きだ』と…

墓場までもって逝くのもいいけど、伝えないとな。

いつの日か、きっと…

2006/06/02 (Fri)

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