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七緒の部屋


[14] rain
詩人:七緒 [投票][編集]






ああ行かなくちゃ 影が揺れる
やり直そうと思ってもきっと
僕は僕の幼さを忘れる
夢の中で君が言った一言が まるで本心のように思える
僕は強くはなれなかったみたいだ
君は今どう思ってるの




傘が無いからここにいるの
私ずっとここにいるの
意地を張るのはいつも私だった
優しいのはいつもあなただった
声が聞きたくなったとき 頬に触れたくなったとき
ここにあなたがいなかったら ここにあなたがいなかったら
私はどうやって生きていけばいいの




雨が止まない 僕たちに降る雨が
雨は止まない 私たちを冷やしていく
さようなら 会えなくなるね
こんなに好きだったことを きっといつか 忘れてしまうね
怖いのは それだけ
悲しいのは それだけ





ああ 行かなくちゃ
影が揺れている











2017/03/27 (Mon)

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