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七緒の部屋


[5] 愛の続き
詩人:七緒 [投票][得票][編集]





わかってる 煙草は消して行くから
例えばこんな場面に
言葉なんかが必要なら
今すぐにでも君に夢の話をしただろうな

君の笑顔を覚えている
うんと昔から知ってるようで



淋しさを拭ってしまえば
何もかもを忘れるけれど

人を愛して初めて知ることが
僕らには多過ぎた そうだろ



世界は歩き
また始まる

あの日
髪に通す指に恋をした
丁度結わく前 息をひとつ はいた後



わかってる
何も残さず行くから

例えばこんな場面に
言葉なんかが必要なら

何度でも君に
愛の続きを 話したのに





2010/11/14 (Sun)

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