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七緒の部屋


[8] いかないで
詩人:七緒 [投票][得票][編集]



「大丈夫」が口癖の君を
いつかそこから連れ出してあげたかった
チョコレートとか花束とか
君の好きなものだけ集めた世界に


君の正しさが正義じゃないのなら
そんな世界なくなったっていいや




もう会えないのに
また会えるような顔をする

また会えるのに
もう会えないような気持ちになる


私たちはみんな不器用だから

いつも選択を間違えてしまうよね




君がいなくても
私はどうにか生きていけてしまうから

きっと君も
私がいない日々を
なんてことない顔で暮らしていくだろう


時は過ぎる
上手くやれる
忘れたふりをして
何でもないふりをして



でも
君の事が好きだよ
本当に好きだよ


ああ うまく言えないことばかり
ねえ 忘れたくないことばかり












2017/01/01 (Sun)

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