詩人:般若 | [投票][編集] |
コップをひっくり返したような雨
ケータイからはすすり泣き
今日はついてない
君から連絡が来るのはこんな日。
隙間からそっと入り込む。
優しい言葉に身をまかせて君を求めた。
ないしょのキスもドライブも
なによりボクは君のものだって実感できる。
ずるいんだ。こんなにしておいて。
君はまたボクを水溜りへ突き落とす。
びしょびしょになって
それでもボクは君からの連絡に心躍らせる。
涙のわけを聞いて。
君とボクの宝物が壊れたんだ。
くしゃくしゃになって、とまってしまったんだ。
どこをみてるのさ?
いっつもきみは。明後日の方向ですか?
あーぁ、まあしょうがないよね。
ボクの隣は埋まってるから。
きみはいつも遠くを見てる。
誰でもよかったと思ってるんだろ?
あーぁ、まあしょうがないよね。
君の隣には行けないんだ。
君はあまりにもボクから遠い。
ボクはまだずっと下のほう。
息を止めて この身をささげて
堕ちていく
果てのない 何もないところ
ただボクは 何かを満たしたくて
探し物がなんなのかもわからない
誰か教えて その道の向こう
歩いていく
地平線も なくなるところ
ただキミと 居たかったそれだけ
どこかつながっていたかったんだょ
キミとボクにささやいた悪魔は
きっと出来損ないで きちんと騙せなかった。
熱いのはボクばかりで
キミにどう想われてるかなんて
気にもとめなかった
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花の水遣りを忘れるボクには
育てることができない
街頭に並んで咲く きれいな花達
みんな 楽しそうに 幸せそうに
ボクには見えた
太陽にキスして ただ一心に上を見上げて
飽きやすいボクには
面倒みれない
枯れてしまうから
元気なのは 最初だけ
みんな 枯れてしまう
いつもそう
ボクにキスする花はいない
部屋には渇いた花がある
もう4年もボクのそばにいる
なにもしなくても
いつもボクの部屋に変わらずにいる
そんなこと思ってたら
枯れてしまった
その花は。
枯れてしまった。
枯れてしまったんだ。
ボクがちゃんと見てなかったから。
寂しかったんだろうか。
いつも部屋で一人でボクを待ってた。
ボクは 花に 話しかけたことがなかった。
花はいつも凛として
帰りを待って 見送ってた
ボクは 花の一日を知らない
いつ起きて いつ寝てるんだ
何を思って 何が苦しかった?
いつからだろう。 つらかったのは。
花はきっと 毎日話しかけてくれた
天気がいいね。遅刻するよ。お疲れ様。
苦しいよ。寂しいよ。心が痛い。
全部 全部 全部 ボクは通りすぎていたんだ
キミのために ボクは何をしよう
キミのために ボクは何ができる
もう一度話がしたい
もう一度キミに会いたいんだ
謝らなきゃいけないことが
山積みで 何から話そうか?
もう一度 キミに咲いてほしい。
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流れ流れて どこへ行く
キレイに流れて どこへ向かう
小さな流れは 乱れても
個々の流れは自由でも
大きな流れに逆らえず
流れ流れて どこへゆく
大きな流れに 流されて
結局 みんな 同じ所(とこ)
気付くと同じ 線路上。
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夢を見た。奇妙な夢だ。
田舎の中学のスクールバスで、
生徒が狂った。
バスを壊して、運転手をなぐった。
ボクはその頃、毛布を大事にする。
ヤンキーの兄ちゃんの家で トイレを借りた。
運転手は 落ち着いていて、
ヤンキーは毛布が汚れるのを嫌った。
ボクはそんな狂った夢を はじめてみた
制服は夏服で、ヤンキーはTシャツだった。
バスの外では草が生い茂り
真緑の世界が広がっていたのに。
ボクは狂った夢で、この世に目覚めた。
今まさに、ボクはくるったのか??
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ただボクは愛されていたかった。
キミに愛されていたかった。
あれから、二人の時間
思い出すのがこわくて
いつもいつも、誰かと連絡をとった。
キミを忘れたくて。
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人がつくるコノ道を 人は一人歩くのだろう。
流れゆく日々の中で 交錯する道たち
迷い込むことは容易く、流されることは楽だろう。
まいにち まいにち
いい子にしてたら キミが手に入る気がしたよ。
気が狂うようになりながら、
ひたすら キミのカゲを追っていた。
へいぼんな毎日を送り
へいぼんに恋をする
へいぼんな人だけど キミは
私の中で 美しい。
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そっと うでのあたたかさを
キミの やさしさを 見た気がした。
涙が少し こぼれた。
ねぇ? キミは今 夢の中なんだろうね。
ボク今、 君を見たよ。
あったかい 君を見たよ。
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いっつも ムリしてる キミが
「ムリすんな」って メールくれた。
お前だよ ムリしてんの。
…転送決定だね 笑
ムリすんな。
たまには休めょ。