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サエの部屋


[20] コトノハ
詩人:サエ [投票][編集]

あなたが想いを告げるとき
洗い立ての毛布のようにあったかい
電話を切ってもしばらくは

求めずとも
せがまずとも
降ってくる優しい言葉たちを
私はどう受け止めたらいい?
繋がっているから言わなくていいと
あなたの気遣いはわかるけど
私も想いを伝えたい

けど言葉にするには限界があって
離れてしまった今
抱き合うことができない今
言葉でしか繋がれない今
言葉を並べるほどに切ないの
伝えきれないことがもどかしいの

所詮抱き合うことでしか
繋がっていられない私たち
満ち足りない月のように
ほら 今夜ももがいてる

2020/04/07 (Tue)

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