詩人:ジャガー | [投票][編集] |
相対的とされるこの世界で
君と僕が生きていて
同じ世界にいるくせに
こんなにも違う景色を見て
こんなにも違う道を
歩いてきた
そして僕は知らない
君の道のりや
君の見え方や
君の全てを僕は知らない
相対的とされる世界で
僕は自分の景色しか知らない
だからこそ
映画に頼り
本に頼り
愛情表現に頼り
僕は未知の世界を
知りたがる
それでもやはり
どんなに知ったかぶっても
僕の世界は
君のたった一言で
こんなにも激しく
揺れ動いてしまっている
違和感はそこ
理屈は崩れかけている
脳が下した決断
求めるのは
たったひとつの普遍
平和なんか知れない
平等なんかあきらめてから長い
僕はずっと
恐らく君と僕に共通するであろう
"愛"が知りたくて
仕方が無い
君の嫌う単語
二人なら壊せそうで
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やけに遠くなった
都会の景色
わけも無く働いてた
モノクロの日々
僕は被写体を失っていた
必死にもがきながら
飼い慣らされる寸前
我に帰ってまた飛んだ
なんて実はすっかり…
都会の煙に紛れて
黒く染まった
平和のシンボル
塗り潰したみたく
皮肉にも都会の空に
よく似合う
あんな真っ黒なキャンバスに
僕が描けるものなど
彩りたい色など
実は無かった
藍色には皮肉にも
涙がよく似合う
僕が書いた曲
全ては君のために
テーマはやっぱり愛
藍色の空に守られて
滲んだ君の"涙"が
何よりも美しかった
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脳と直結してるだろうか
この胸の痛み高揚感は
心ってなんだろうか
君のクオリア
僕に覗かせて下さないな
何をどう見失ってたのか
あんなに愛し続けてたのに
いっそこんなふうに愛してしまえば良かったのに
浮かれてる
浮かされる
慈しみ愛撫する
なあDr.
見てくれませんか
痛むのです
怖いのです
愛しいです
ヤバイのです
まさかまさか
ラヴ・シンドローム
いや脅迫の
ストックホルム症候群
愛の極地の緊張に
脅されてる…ってか
ってかマジで
浮かれてる
浮かされる
想像でも止まらない
なあDr.
見てくれませんか
騒いでます
はしゃいでます
愛しくて
ヤバイのよ
そうね俺たちは
くだらない理屈や
思い込みや環境なんか捨てて
ただ愛しくて仕方無かったから
またこうして
なあDr.
見てくれませんか
愛しくて
愛しくて
愛しくて
愛しくて…
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損得も無いし
むしろそんな次元じゃない
僕らは常に異常で
確かに過去に囚われてもいる
けれども
それでも美しいのは
見つめ合う瞬間のように
他のどれでも無く
ひたすら君と僕
過去も未来も無く
絶望も希望も無く
酸素や細胞だって無い
測る事など出来なくて
言葉さえいらない
この詩だって
本当は必要すら無い
あの次元には
君としか行けない
君としか分かり得ない
愛とも呼べない
もっともっと
深くて深い所
ただひたすら
君と僕
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ただひたすら
愛してただけの僕だったから
傷つけたら傷ついて
泣かせては泣いて
君の全てが欲しかったんだよ
それもいいね
それもいいよね?
空が遠くて仕方無かった
両手はいつだって
握り締めていた
もどかしいのが嫌い
欲張りで何が悪い
何も拾えないまま思ってた
時間の流れはいつも
意地悪に急かしては
全てを変えてしまう
自由を知れば知る程
不自由さを知った
青春と呼ぶのだろうか
あまりにも正直で
全てがありのままだった
それでも愛し過ぎて
傷だらけで遠い過去
それもいいね
それもいいよね?
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進入禁止の胸の内
柵を破って飛び込んできた
君が触れてしまった
君に触れてしまった
どんなに許せなくても
気付けば愛してしまっていた
誰が来ても
追い返したのに
君だけは
どうしてだろう
繋がっていた
嫌いになりたくて
たまらなくて
それでも君が会いに来た時
僕は自分を殺したくなるくらい
やっぱり
君を愛してしまっていた
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遠くてもただ優しい空が
焼けてゆく
赤く景色が溶けてゆく
呼吸と鼓動が上手く噛み合わない
追いつく様に
加速してゆく
どんなに想っても
燃え尽きなかった
灯は小さく侘しく
愛しいのは何故?
頼りなく揺れてる
問う事 出口も無く
思い出す事
求めているのか
胸が熱を帯びて
痛みに変わった
ぼんやりと美しくただ溶けてゆく
名も無いあの場所よ夢のように
赤く景色が溶けてゆく
痛みと虚しさがすれ違ってく
追いつく様に
加速してゆく
電線の向こう
子供のはしゃぐ声
車の行き交う震動
さほど変わらないと
気付く程 やけに
後ろめたい風
遠くてもただ優しい空が
焼けてゆく
赤く景色が溶けてゆく
呼吸と鼓動が上手く噛み合わない
追いつく様に
加速してゆく
いっそ
追い越してしまえばいい
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審判が下った
右よし左よし
傾いてゆく翼
侵される内側
偽善者と思惑
踊らされる思考
疑わぬ人々
普遍的平等とは
時代は選択を迫った
真実は暴かれぬまま
洗脳は疑われぬまま
審判が下った
自由危うし統率危うし
音も無く衝突
迫る足音
正義と悪
勝利と敗北
全てに潜む
光の裏の影
時代は選択を迫った
真実は暴かれぬまま
洗脳は疑われぬまま
審判が下った
裁かれるのは
誰だ
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君がいれば
スペシャルな毎日
青空太陽に額縁
月夜にキャンバス
彩り 愛 しみじみ
隙間無く塗りたくる
あの空あの街あの音色
雲は形を自由に遊び
雨は光と虹を降らせて
響き合う僕らふたり
彩り 愛 しみじみ
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モノクロの景色と
自画自賛と葛藤と自己嫌悪
そんな毎日が終わる
さよなら皮肉な言葉
さよなら理屈の壁
さよなら怒りの声
さよなら悲しい曲
さよなら孤独な僕
さよなら昨日までの悪夢
おはよう愛しい君