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ジャガーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[259] 秘密の願望
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天秤にかけたって

過ちと痛み

罪人と敗北者

あまりに不平等じゃないか


僕は懸命に生きてたはず


時々馬鹿らしくなるくらい



参る刻

アーティスト気取って

得た物なんか無かった

下らない世の中で

楽しいふりが疲れて

僕は時々死にたくなる




自由を手に入れようと

金を集めるほど

金に縛り付けられた

誰もかれもが

立派に振る舞っていて

孤高の狼なんか

とっくに下らなかった

退屈な毎日で

辛くないふりをするほど

僕は時々死にたくなる




参る刻

ようやく欲しがってた

自分の宝物に出会った

貴方だけが美しく見えて

貴方以外は死んで欲しいと

思えば思うほど



空白の下らない死にたかった日々の罪

貴方と僕の些細な罪に

もがき苦しみながら

僕は時々死にたくなる




参る刻

恐らく死ぬ事を拒む事に疲れて

多分僕は死ぬだろう

僕は時々そう考えてしまう



 

2009/10/09 (Fri)

[260] 曇り時々猫のち願い
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悔しくて仕方ない

わんわん叫びたい

どうしても泣きたい

こんな日がある


原因不明の胸さわぎ
この場所が嫌いだ

なんでも無いはずの
僕のトラウマ
僕のコンプレックス
消したい欲望と過去



汚れた窓の向こう側
絶えず吐き気
加えて尿意

腹が減ってても
だるさにゃあ勝てぬ



こんな日こそ

子猫でもいたらいいのに

にゃあにゃあとないて
母性本能くすぐって
こちょこちょ笑ったら

楽になれそうだけど


なんて

おっと危ない

猫パワーを求め過ぎて
眠りにつくとこだった





猪突猛進癖
そしていつか撤退
繰り返すのは
もうやめよう




しがみついた幸せを

今度こそ離さないようにと

こんな日にもかかわらず

僕はそっと願った



 

2009/10/09 (Fri)

[261] 怖くてたまらない
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光がいつだって怖かった

君の居場所を通り過ぎて

夢の舞台に近付く前

僕はこんな恐怖を

確か感じていた




嫌な予感にも似て…






今日

求めた場所に行きます

幼い頃見てた悪夢に

良く似たものが邪魔して

ずっと眠れないまま

朝が訪れました




表れました僕の真実




なんという憶病者だ



 

2009/10/10 (Sat)

[262] 逆境
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見誤るな


君以外には何も


恐れるものは無い




そして


何があったとしても


俺は俺のままである




 

2009/10/10 (Sat)

[263] ズキズキ
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まさか君のとなりでも

悪夢を見るなんて




未だ永い夜

開かないパンドラの箱


消えない記憶

消えない痛み

死ぬまで続けばいい




年上のその彼は

元気ですか

僕を恨んでないかい

君を愛してないかい





環境が変わったからかな

胸がやけに痛い上

僕はなかなか

落ち着きが無いです




 

2009/10/14 (Wed)

[264] 不可解
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不気味でも奇妙でも

止めない自分にあきれるくらい

確かな愛が溢れてる




もっともっと自分は

ひねくれてると思ってたよ

最近の僕はなんか

僕らしくて僕らしくない


探していた物の正体は

わからなくたっていいよ

多分どうせそれは

形にする程

使い物にならないから



ねえ
ひとつだけ
少し考えさせて

この胸の奥の痛みを

君は恐らく知っているんだろう

何故僕を

求めてくれたのかな





望んでも祈っても

君は戻っては来なかった

君の全てが嫌になるくらい

そんな日々を一気に駆け抜けて



不気味でも奇妙でも

止めない自分にあきれるくらい

確かに愛が溢れてる





 
 

2009/10/15 (Thu)

[265] 「鎖と鍵」
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もう

押し殺さなくていいのか




よく耐えた



というより

よくもまあ飽きないで…



呼吸をやめないように

ずっと君しか見えなかった




何があっても

どこにいても

いつになっても

消えないように

繋がってたんだね





その気持ち

痛いくらい

知ってるけど

誰かと同じ愛し方は嫌い





どうせ僕は

逃げられないから




 

2009/10/15 (Thu)

[266] カルマ
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もしこれが

君の言う通り運命だとして



それなら僕らは

何故こんなにも

遠回りしたのだろう



本能のように

刻まれたまま





君と歩くカルマの坂

冷酷で静かな

痛みをそっと連れて




理屈はただ

意味を成さず

ひっくり返せば

矛盾が散らばる




生きる意味も

過去も未来も無い

宿命とも言わず登る坂




根拠はいらない

死ぬ程の痛みも

知っていた




ここには君がいる






身も心も

傷だらけ


それでもやっぱり

あまりにも

君が愛し過ぎた



 

2009/10/17 (Sat)

[267] 悲鳴と共鳴
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「ここでも雨は降るのか」



…なんて

当たり前の事なのに



こんなに近くにいるのに

君の事ばっかり考えてる




無理に飾って散らかった

白黒の何も無い部屋で

僕は雨が降るたび

音楽をならしながら

虹を待ってた




今日も耳元にくっついた

あの時と同じ

自由を求める男の叫び声





君と僕と重なる

意地とプライドど皮肉と

愛しさと痛みの

ド根性の音色




今日は

虹が見えるかな



 

2009/10/17 (Sat)

[268] 望んでた場所で
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そしてまた置いてけぼり

あちらこちら

手の届かぬ場所に

散らかったままの

僕の欲望




失うのはいつも
通り過ぎてから

考えてみれば
何も成せなかった

ひとりきりを
悲観しては

いつも何かに
囚われていた



壁一面に


貼り付けた鼓動の声



取り留め無く


剥がれて消えた




高く見上げた空から

またひとつ雲が通り過ぎてゆく

時間は止まりはしないのに

それはあまりにも

あまりにも高過ぎた




失ったものと
手に入れたものが

どうしても
比較できなくて

考えてみれば
曖昧なプライド程


下らないのに
何より譲れないでいた



運命の夜


矛盾がまた生まれた



この人もまた


痛々しく叫んでいた





高く見上げた空から

またひとつ雲が通り過ぎてゆく

時間は止まりはしないのに

それはあまりにも

あまりにも高過ぎた



そしてまた置いてけぼり

あちらこちら

手の届かぬ場所に

散らかったままの

叶わぬ欲望



だから今度は

手を結ぼう



いつも止まなかった

貼り付けた鼓動が

ひとつに重なったら




ここへ




2009/10/18 (Sun)
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