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ジャガーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[269] 手首
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頑張る君の姿が

意外にも自然で

暗闇の過去なんか

まるで無かったように…




その手首に

閉じ込めた僕の罪

僕の知らない君が

確かにそこに刻まれてる





なあ
どうしてだろう


また死ぬほど胸が痛い




僕が何よりも
我慢出来ない事





僕の罪と罰

その愛を振り切った代償が

何気ない日常にまぎれて

僕の胸と

君の左腕に刻まれてる




 

2009/10/18 (Sun)

[270] もうひとつ足りないパーツ
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しかめた顔で空気を睨んだ


にくたらしい想いに

ただただ翻弄されて


「いたみ」が激しさを増してく




隠された僕の願望


本当はずっと前から知っていた


おかしいのはどっちだろう





気が狂いそうな毎日に


確かな物など何も無いのだと


当然の事なのに

僕は深くうなずいた




長いようで短い


僕の人生に


唯一成し遂げた事を


皮肉混ざりに誇りながら


僕は最後まで


自分を知らないまま

それでも



アーティストを気取った


ピリオドのパーツを


探している




 

2009/10/20 (Tue)

[271] 原因
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暴力と快楽と金と

欲望と痛みと罠


繰り返される暴走




思想 それはエゴ

過去を正そうとする


恐怖 それは本能

己を守らんとす



際どい表情 愛情

矛盾の行動 美学

怠惰な場所 過去




トラウマ 吐き気

偽善者達の笑い声

横断歩道の一群れ

この国の過去





たどり着けば

逸脱した結論

何もかも狂ってたのは

道をそれた

俺が浮かんだ




 

2009/10/20 (Tue)

[272] 孤高の声
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どこで覚えたのか

自我自我鳴る様子で


群にいると安心するのに

嫌ってそこを離れて行く




繰り返した

脳内カタルシスの夜


布団と枕には

妄想がへばり付いてる




反吐が出る程

下らない道を歩いた

俺の欲望

どう満たせばいいのか

わからないから



絶えず吐き気

加えて皮肉

焦げ臭い程加熱して




ひねくれる程

何もかも遠くなる


日が暮れてく程

時の砂に埋もれてゆく




怒鳴り散らす事

理解者もいないまま


浴びる冷たい視線に

睨み返して眼を逸す



絶えず怒り

加えて逃亡

焦げ臭い程加熱して





叫び声が響く程

皆離れてゆく

恐れられるように

逃げられてゆく



ひねくれる程

何もかも遠くなる


日が暮れてく程

時の砂に埋もれてゆく



声が響く程

皆離れてゆく



響く程

皆離れてゆく




 
 

2009/10/20 (Tue)

[273] 僕の背中のファスナー
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逆上る程溜め息



詮索など必要無いと
どれだけ
抱き締めても
笑い飛ばしても
考え尽くしても
愛しくても



やっぱり

あの日々



僕は会いに行くべきだった




君が誰かを愛してる事を

許せないと言えば良かった





何も成し得なかった僕


ひとりで死ぬのだと決め付けた


あの窓の中で

あの檻の中で

狂った街の中で

およそ完璧な愛のままで



笑いながら

死ねれば良かったのかな







僕は君が言うような爽やかな人間じゃない



欲求に素直で

強制に反抗的なだけ








もし誰かを殺しても

懲罰を受けなくていいなら




僕が殺したいやつなんて

山程いるんだ






そう

後悔はいつも君から始まる


そして
後悔などしたくないくせに


僕は君といる







後悔などしたくないから


僕は君といる






一途なんて
もう懲り懲りのつもりでも

もう引き返せないんだよ






君は本当に本当に

僕の事を本当に

愛してますか?



 

2009/11/11 (Wed)

[274] トラウマ
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この時代には
この世界には

愛やプライドなどは
およそ無いのだと
納得した頃には遅かった


行き交うのは

金と快楽と馬鹿と
言うのも疲れるくらい
頭にくるもの


楽観主義の個人主義

見て見ぬフリ
気付かぬフリ

「貴方は汚れてますよ」と

いっそ言ってあげましょうか





他人の楽しみなど

観賞する必要は無いのだけど

僕にはどうしても



消えない痛みと苛立ち








素朴さと純情




こんなものいらないから


僕のトラウマもどうか
消えませんか



 

2009/11/14 (Sat)

[275] 再会の日々
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なんとなく普通の毎日で

ありふれ過ぎていて

そんな愛に溶けそうで

そんな僕らになりそうで




君の"愛してる"は
どれくらいだろう?

きっと
僕以外にも使った言葉

君にとって僕という人は
どんな存在感だろう

実際はただのキープボーイだったりしないのかな(笑





"痛くて嫌い"

世界中で君しかいない

ちょいと裏切ったくせに

もう愛してしまって

どうしようも無いんだよ



ねえ?

何事も無かったみたいに

穏やかな日々の中で

愛し合っていけるかな



僕が求めるものは

そこから見つかるかな



想いながら見つめる
君の瞳は当たり前のように
僕の瞳を避けて笑う


何気ない再会の日々


寒くて暖かい

再会の日々


生活感が見え隠れの

再会の日々



 

2009/11/15 (Sun)

[276] 真っ白
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"どれが本物か"なんて

実は重要じゃなかったりする




いくつかの選択肢があると

いくつかの答があってしまう

僕はひとりなのに



だからどっちつかず



一致しない心





ああ、やっぱり駄目だ


あの永い永い日々の

トラウマが消えない

幼い僕が泣き叫びながら

胸のドアを叩く音





一方の"理解者"は

昨日君を怒らせた





人格は形成しつつある


そして


一致しない心





僕らの過去が

引っ掛かって気持ち悪い




"どれが本物か"なんて

実は重要じゃなかったりする



君が好き過ぎて嫌い過ぎて


君をああしたいこうしたい


その全部ぶつかり合って

僕の脳内は太陽みたいに

一瞬真っ白になるんだ




 

2009/11/20 (Fri)

[277] あっちこっち
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右へ左へ東へ西へ

あれやだこれやだ

彷徨い路頭に迷う



欲求にまみれ過ぎて

そのくせ

絶望にまみれ過ぎて

ひねくれ過ぎて無様

世の中が許せないでいる




絵に書いた空

頭上に投げてみよう

正しいのは誰だ?



導かないでくれ

あまり急かすなよ

自由がいなくなる


適当に生きて

適当に死にたい





ブラックユーモア詰め込んだ

笑い薬さえあれば
なんとかなるかな




行き交うあっちこっち




だってだって


クソだろうが

常識なんか
仕事なんか
友情なんか
教育なんか
社会なんか
欲望なんか





愛なんか

俺なんか




 

2009/11/20 (Fri)

[278] 見えて来た
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嫉妬とかマジでダサい


全然coolじゃない


踊らされ過ぎ






こんな事はやめよう


そこらへんの奴等とは

わけが違う





唯一俺だけが

完璧な愛を知ってる





もう誰にも譲らない

引き返せない





苦しくなんか無い


だって俺は特別




超一流の愛を知ってる


でも望みは叶わない?


背負う荷物がいっぱい?


笑わせるな





いつだって

この足で歩いて来た

痛みにも耐えて来た

汚れてなんかもいない

少しひねくれてるだけ



迷うな、俺


いつだって

自由に生きていけるはず




あと少しな気がするんだ




どれだけ俺が

愛をこなして

痛みに耐えて

プライドも捨てずに

なりたい自分を求めたか



俺にしか知れない

ようやく掴みかけてきた

アイデンティティ




誰が認めなくても

俺だけは俺でいたい




 

2009/11/20 (Fri)
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