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ジャガーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[289] 個体
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幾度もあった人生の選択肢を
ひとつひとつ指で摘んで

夢を見るように
それよりも理性的に


そう


長い間こういう風に

此処から眺めていた






すると僕らは

なんてちっぽけで
なんて壮大な生き物だろうか




無数に張りめぐる糸

複雑に絡み合う意図


どれかに操られながら


それでも

"そういったもの"とは
全く関係の無いものが在る




主観的に
客観的に
相対的に

僕らは今
その世界を歩く




その目で何を見た?

その耳で何を聞いた?

その声で何を伝えた?

その手に何を持った?




未だ血が流れてるんだ



 

2009/12/30 (Wed)

[290] 謎の立ち位置
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その扉を引き裂いてくれ!


破れた音が聞こえるくらい




いいさどうせ


なんというか僕なんか

傍観者に紛れたピエロ


知ったかぶって

感情のコントローラー壊して

画面に映る景色が

砂嵐ザアザア

音楽にすればいい






どうしよう

また失敗したんじゃないか


何処に向かって

何処を歩いてるんだろう


向かう先

とりあえず歩く足


数え切れないくらいの

妥協と失敗の恐怖が

また夜な夜な訪れる




誰か助けて!って

救いようが無いさ


変なプライドが牙剥いて

社会環境に適応しようとしない





どうでしょう

ねえ本当の僕

制御装置に繋がれた

暴れん坊


どう思う?

満足してる?

正しいかな?

今の僕の受け答え

知識価値観表情は



僕はあなたつまり僕を

殺そうとしてないかな?




痛いよ




 

2009/12/30 (Wed)

[291] 下らない詩
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繰り返し繰り返し

繰り返し繰り返し




ずっと脱出できないまま




あの暗い部屋のまま

同じ景色同じ場所から

抜け出せないでいる






動かない詩




僕の身体はずっと

捕われたままでいる




時間が止まっているように




場所が変わっても

これじゃひとり




僕の書いた駄作達




結論にたどり着けない


不満と上辺だらけの


終わり無い孤独の


下らない詩達




 

2009/12/30 (Wed)

[292] 坂道
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そう

まるで別人だね

って



なんてまるで

何も変わらないみたい




僕も相変わらず

嫉妬深くて情けない奴で

こんなに憎たらしいくせに

何回開き直っても

君の名前を呼び続ける




また再会から

始まりはトトロ


雨できらきらの世界

長い上り坂が目指す

同じ空を見ていた




やっぱり君が大好きなんだ




 

2009/12/30 (Wed)

[293] 不信
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その価値観なら

僕らの見上げる未来に

奇跡なんか無いし

僕らの出会いにも

運命なんか嘘だよ




なんでここまで来た?

愛してるからさ



君の態度を見てみなよ


約束が違うじゃない





TVの中で

ふたりが愛し合いたい事を主張した人を

みんながみんな異常だと叫んでた

可哀相なのはどっちだ



現実主義が正しいのか


それならもういらない






ふざけるなよ

愛じゃ足りないんじゃないのかよ

あまりにも

約束が違うじゃない




 

2010/01/03 (Sun)

[294] あの頃
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あの頃の強かった僕

生き抜く事と

生かされる事の狭間に

もがきながら



それでも確かな叫びと

楽しい孤独にまみれて

ひっそりと生きたかった




あの頃の弱かった僕

不規則でも確かな痛みと

愛という痛みに

もがきながら

それでも


このまま生き抜くと


たったひとつ孤独を

抱き締めながら

終わらない歌を

歌いながら




矛盾という渦に

溺れながら

それでも愛しいと

歌っていた


 
 

2010/01/20 (Wed)

[295] 僕らに架ける虹
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あまりに単純な物事程

理解は離れてしまいがちで

上手く扱えない気持ちなど

ぶつけてしまっていいのだろうか



空はただ広がり

時に陽を 時に雨と

表情を変えながら

それでも何も言わずに

ただ全てを育んでいる



そんな大層な事はできないさ

ただそれだったら

君を愛し抜く事くらい

僕にだって出来るはずさ




あの夕焼けは確かに綺麗さ

言葉もいらぬ程

でも何か惜しいよ




君に触れたんだ

たったふたつの命で

こんなに美しい模様が

心に生まれるなんて

愛もなんか捨てた物じゃないなぁ




ふたりに掛けた虹

永過ぎた雨を避けて

今確かな光と見えた

君から瞳を逸らせない



こんなに美しい模様が

ふたりを架けるなんて
愛もなんか

捨てた物じゃないなぁ


 

2010/01/30 (Sat)

[296] それが僕だと
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愛してもいいかな

このままじゃずっと眠れない


傷だらけでしょ僕のハート

こんなに長い間戦ってた




こう見えてかなり

僕は陰気な性格だから

疲れてしまうんだろう

自分にもそれ以外にも




暗くてずっと寂しかった

笑って 笑って 笑い飛ばして

全部見下した後の虚しい部屋


誰もいない

僕だけの空間に

君の音をずっと

考えてばかりだった





愛してもいいかな

もう見ないフリはしたくない



傷だらけでしょこのハート

プライドも愛も一緒になって

それが僕だと

捕らえてくれたら






 

2010/02/06 (Sat)

[297] ハナ
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"知らない"事を知っている

もう矛盾はそこから


いつまで経ってもこれじゃ

自分を呪うばかり



何故?人間はもう

生存競争にヤッキになる必要は無いのだろうに

他人との接触に敏感

繁殖の術に闘争本能を

ちらつかせてくる




捕食するだけでいいなら

こんなにも
苦しむ意味も知らない
本当に"知らない"まま


ちょっと

人間に生まれて

ショック

落ち込んでみた後

なんだかな

夕日が綺麗だった





理論武装、わがままになって

押し通す力を持って

自分さえうまく操れない


誰の為に俺が生まれたんだろう

意味など"知れない"だろう

君を見てたらそんなこと

どうでも良くなった

それよりも

もっとキスしてくれよ




捕食するだけでいいなら

こんなにも
苦しむ意味も知らない
本当に"知らない"


ちょっと

人間に生まれて

ショック

落ち込んでみた後

なんだかな

夕日が綺麗だった




なあ、それが全てなんだろう

それが全てなんだろう

感じるままに

理性より理想を

嗅ぎ分ける鼻を持って


行け!



 

2010/02/07 (Sun)

[298] 犬、キミ
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確率なんかには
してしまえないけど

いつまでも側に
いてくれてるかな

心当たりはなるべく
気にしないように

上手い具合に感情を
操縦出来たらいいのに



想像してごらんよ

僕らまたすれ違って

そしたらその時は

「もう一度」って本気で願えるだろうか





ねえ耳を貸して

"愛してる"に隠された秘密を

自分でも信じられないくらい

僕は僕じゃなくなって

しまったのかもしれない






そう耐え難い

痛みが胸を突き破って

あの頃はそれでも

欲しいものを

欲しいと言えなかった


僕には許せない

認めてはいけない

トラウマがずっと

そこには在ったから






ねえ耳を貸して

"愛してる"に隠された悲劇

その昔

僕のいない間キミは










 

2010/03/10 (Wed)
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