詩人:ジャガー | [投票][編集] |
嗚呼
飛び回る
嗚呼
跳ね上がる
嗚呼
鳴く鳴く鳴く
頭上に鉄槌が
睨んでるのも知らず
是
激しいぜ
是
痛すぎるぜ
是
睨む睨む睨む
影も無い者を
恐れてた事は
何より俺が消える事
悲しい過去は
死ぬまで否定して
続けてやるんだ
なあまた雨だぜ
この季節感
お前にはわかるだろう
なあまた雨だぜ
なあ 雨だぜ
千の粒が俺を
叩きつけてくる
「なんて酷い奴だ」と
罪
と
罰
愛
と
命
人
と
ま
た
人
壊
れ
たあ
の音
楽
みた
いに
叫
び
続 け
よ
う
なあまた雨だぜ
この苦しみ
お前にはわかるだろう
なあまた雨だぜ
なあ 雨だぜ
千の粒が俺を
叩きつけてくる
「なんて酷い奴だ」と
触れられたくない過去を
身体いっぱいに纏って
やはりまた
ひ
と
り
き
り
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はっきり見えた
不確かに
それでも確かに
見えた
音の世界
鼓動
信じられないだろう
目じゃなく
頭でもなく
身体で見えた
衝動の世界
そうだ精神で
生きているんだ
確かな五感と鼓動と熱と
そう月の夜
それはまだ
輝いているんだ
行かなきゃ
あそこへ
今こそ
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とりあえず生きてるし
幸せな事に特に病気も無く
眠い時に眠るんだからさ
ならば
良い夢を見よう
持ち前の薄情さと
社会適応能力の低さと
あと気迫と開き直りと
炭水化物とその他で
今日この寝袋に
たどり着いた
なんだか
疲れてしまったみたい
今日は安心して眠ろう
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追い掛けられる夢を見た
売り言葉に買い言葉
彼等は怒った時
僕を騙して誘い込んでくる
手には先の尖った物を
殺す気でいたに違いない
周りも見えないまま
必死に逃げた
天罰は下らない
僕にも彼等にも
ただ死ぬか生きるか
それしか無かった
恐怖の連続
一番「怖い!」と思った瞬間
僕は空を泳いでた
空の人達を押しのけて
海を渡ろうとした
ただ僕は大海原が怖くなったので
浜辺に降りてしまった
砂に足を取られた僕は
凶器を持った何人かに囲まれた
知らないうちに恨みを買ったのだろう
見ない顔も混ざってた
吐く息は荒く
目はあちらこちら
まだまだ戦う覚悟は無い
彼等の隙を伺ってる
悲劇
ささいな事から始まる
恐怖の逃走劇
あんな時僕の足はいつも
軽すぎて抜けていて
全く上手く走れないでいる
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朝が生まれた
そうだ
目覚めたんだね
夢は身体を
優しく
包んだままで
あの青空
白い雲達
今までを
覆い隠しているみたいだね
まわるこの星の中で
また逢えるから
数えきれない
明日の中でまた
巡り逢えるから
そうさ
何度でも
生まれ変われるから
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どうせミテクレばかりに惑わされる
あっちこっち行き交う
思考の馬鹿馬鹿しさ
本能や本性は隠せないのに
知らないふりして交わす
下らない会話
平和 理想 愛
勿論卓上だけの
全然解ってないって
そりゃ僕自身そうだけど
企みや駆け引きの世の中で
どの情報が正しいなんて
考えるのも怠いし
そうだな
だいたい朝が眠たい
そうだろ
やり取りが面倒臭い
約束なんてどうせ
守れないなら
それまでの経緯も
全部チャラだ
建前の空論では
到底敵わない現実を前に
言葉はなんて無力なんだろう
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孤独くらいが
調度いいんだ
ひっそり呼吸をしながら
ぼんやりと
小さな夢に
惑わされて
躍らされて
包まれた 優しい日々
ぬかるんだ地面に
足がとられて
上手く歩けない
この先もきっと
多分もっと
困難が続くだろう
痛みにもがきながら
そして
求め続けてはいけない
満たされてはいけない
また次の欲望が
顔を覗かせて
こちらを伺ってるから
怒り 怒り 嫌悪して
感触を忘れないで