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ジャガーの部屋


[139] 午前零時のひかり
詩人:ジャガー [投票][編集]


満月の夜は
静けさを騒がせるから

暗闇を抱いて
解け合うんだ
眠っているのかな



何故…意味を成すことも無いのに

何故…月は僕の事を照らすの

何故…離れてしまう運命だったのに

何故…出会ってしまったのだろう



午前0時君を浮かべた夢の中へ飛び込んだ
言葉は優しすぎて…
また夜が終わる前に
朝が迎えにくる前に




ただの…星空になった
あの誓いはまだ時にきらめいて

痛みを知ってるように
柔らかい風は
少しだけためらうみたい


何故…夢で会う必要など無いのに

何故…日々は僕の事を離さない

何故…意味を成すことも無いのに

何故…忘れられないのだろう


螺旋の夜永遠のように
永く時を呑み込んだ
心はたどり着けなくて
また夜が終わる前に
月の光を嫌わぬように

午前0時明確になって胸の中に響く痛みは
愛という名の光で
意味を持って今想って
それを失わぬままに
新しく歩けるように
朝が迎えにくる前に



2008/02/26 (Tue)

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