ホーム > 詩人の部屋 > ジャガーの部屋 > アイロン

ジャガーの部屋


[147] アイロン
詩人:ジャガー [投票][編集]

熱をこぼした

たったひとつの記憶に

焼け付き焦げた穴は

おびただしく向こう側を晒す







大きくて


手のひらなんかには

収まる事は無い



気高くて


様々な色を纏う

ダイヤみたいだった







ただこうして




ここに立ってるだけなのに




雨は止まないまま




スピードを加速させてゆく






熱をこぼした

たったひとつの記憶に

焼け付き焦げた穴は

おびただしく向こう側を晒す




煙がたった時


遠のく意識


別々の愛を持って




2008/03/28 (Fri)

前頁] [ジャガーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -