詩人:ジャガー | [投票][編集] |
外は雨
空は黒い曇の色
薄暗い部屋びしょ濡れの僕
そして君の携帯電話
ベランダには誰か
身近な人の影が見える
敷いたままの布団は
湿気で薄汚れている
何処かに行かなきゃいけないみたい
時計はとっくに10時を過ぎている
外は雨
空は黒い曇の色
薄暗い部屋びしょ濡れの僕
そして君の携帯電話
学校に行かなきゃいけない
コンビニを横切るいつもの通路
いつも一緒だったあいつとはケンカ中で
先生に目をつけられてる
外は雨
空は黒い曇の色
薄暗い部屋びしょ濡れの僕
そして君の携帯電話
君はお風呂上がり
美しくタオルに身を包み
静かすぎる薄暗い部屋
誰も笑ってはいない
帰るのかい?
帰らなきゃいけないのかい?
もう少し君と話したかった
外は雨
空は黒い曇の色
薄暗い部屋びしょ濡れの僕
そして君の携帯電話
目が覚めて
気付けばいつも通り
学校などとっくに無い
少し感傷に浸った後
小さくうなずいて…