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ジャガーの部屋


[182] プライド
詩人:ジャガー [投票][編集]

俺の部屋には

タバコの空箱

飲みかけのドリンク

服やら漫画が散らかってる



つまり掃除は嫌いでゴミだらけ





ひょんな事から取り付かれてた

あまのじゃくな信念を貫こうと

矛盾したまま引きずっているのだ

静かに音を立てて





俺をずっと離れないで

まとわり続けてる物は

生活の邪魔ばかりする

腐ったゴミ虫便器みたいな

いらない物なのさ





悲しい事に俺には

これが無きゃ生きられねえんだ


これ以上誰も愛さない

誰の物にもならないとか

"自由"なんてただの言葉に縛られたり

挙げ句 死に様まで

思い描くようになれた



俺をずっと離れないで

心の奥底で煮えたぎるのは

沢山捕れたゴキブリホイホイのような

いらない物なのさ




意味を成すのか

むしろ死を早めながら

それでも踊らされ

叫び続けていたいのだ


切ない愛の日々には

もう戻れそうもないから

ゴミにまみれて行くぜ

臭いから誰も近寄らないだろうな




俺がずっと離さないで

しがみついているプライドの正体は

残飯に漬けたチーズ入りうんこハンバーグのような

つまりゴミだゴミ





それでもここを

離れないのです


2008/06/16 (Mon)

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