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ジャガーの部屋


[272] 孤高の声
詩人:ジャガー [投票][編集]

どこで覚えたのか

自我自我鳴る様子で


群にいると安心するのに

嫌ってそこを離れて行く




繰り返した

脳内カタルシスの夜


布団と枕には

妄想がへばり付いてる




反吐が出る程

下らない道を歩いた

俺の欲望

どう満たせばいいのか

わからないから



絶えず吐き気

加えて皮肉

焦げ臭い程加熱して




ひねくれる程

何もかも遠くなる


日が暮れてく程

時の砂に埋もれてゆく




怒鳴り散らす事

理解者もいないまま


浴びる冷たい視線に

睨み返して眼を逸す



絶えず怒り

加えて逃亡

焦げ臭い程加熱して





叫び声が響く程

皆離れてゆく

恐れられるように

逃げられてゆく



ひねくれる程

何もかも遠くなる


日が暮れてく程

時の砂に埋もれてゆく



声が響く程

皆離れてゆく



響く程

皆離れてゆく




 
 

2009/10/20 (Tue)

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