白い風は僕を突き抜けたこんなに体調不良だというのに遠い島から空に向かって背伸びした弦を張り替えたばっかりで良く鳴るようになったギターが力強く歌っている嬉しくてたまらなかったあの夏の空みたいに僕は澄んでいたさボサボサの髪の毛をかきわけて生まれ変われたんだと微笑みながらひとり布団に飛び付き眠った
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