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ジャガーの部屋


[62] やさしい風
詩人:ジャガー [投票][編集]


並ぶ金網の横歩く

街頭がやけに寂しい

以外にもやさしい風が

疲れた僕の髪を撫でる


弱々しく落ちる雨

路面を濡らして光る

曇りの向こうから

星が降っているみたいだ


やけに虚しくって

幸せのすぐそばで

両手で空をあおいだ



それで笑ったら

僕はただ純粋な地球人

涙になったら

宇宙を越えて行ける

どこまでも…



せめて同じ朝は来ないで

せめて夢を見せていて

せめて死ぬ事忘れさせて

いっそ一人でもいいから



以外にもやさしい風が

疲れた僕の髪を撫でる



2006/08/18 (Fri)

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