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しゅんすけの部屋  〜 新着順表示 〜


[279] pathos nature Logos
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

どんなに欲しても

手に入れる事が出来ないものもある

例え必要なくても

その個にしか得られない結果もある

それが資質


大きな流れの中で

資質を伴った役割を全個が持ち

それを拒否することは個にはできない

誰かの意思なのか

個の本能なのか


秩序の番人は

常に個を監視し

無法なる欲望は

絶妙に誘惑する


どちらも正しく

どちらも傲慢で

どちらも

必要


原理は理性を

理性は原理を

欲しながらも排除しようとする

その攻防は明日も続く

でもそれは

詰るところそれが生きるということ

個の内で繰り広げられる紛争

大きな痛み

だから我々は

言葉を手に入れた


この痛みを時に分かち合い

時に拡大し

時に希望へと変える為に

全個は一個

一個は全個

そして我々は明日へと歩んでいく

2006/07/22 (Sat)

[278] 劣等感
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彼は

音の無い世界にいる

「聞こえないっていいですよね」

汚い俺は彼の横顔に言った

彼の目は俺のそんな部分を見透かしたように

にやっと笑った

恥ずかしくて顔を背けた

消えない

俺が放った言葉


知ることのない無音の世界には

この心はどう響いているのだろう


彼は音の無い世界にいる

だから彼は

俺を見て今日も

にやっと笑った

2006/07/20 (Thu)

[277] 生活反応
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俺を輪切りにしてごらん?


たぶん

血なんて一滴も出んだろうよ


一滴も

2006/07/18 (Tue)

[276] アイスペール
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溶けない氷が解けた時

あなたの隣にいるのは

誰ですか?

2006/07/18 (Tue)

[275] 三昧
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触らぬ女心に祟りなし

2006/07/18 (Tue)

[274] モノクロ
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胃にもたれる会話を置き去りに

酸性雨の街へ繰りだした

痛みならそのうち慣れ

吐気を覚える柔軟な笑顔にも

そのうち馴れ

ロジックに追い込まれた偏頭痛には

セックスが効くらしい

アサハカな恋は

唾液にまみれて汚された

残念だけど今日は

何も聞きたくないんだ

2006/07/17 (Mon)

[273] risky
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共通の話題を持つために

制限された時間の中で

不味い社食を食う

どう考えたって理不尽極まりない

2006/07/17 (Mon)

[272] 奈都
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鎖骨の魔法を受け入れた

プルタブみたいな恋心

風が吹く

真実を吹き飛ばす

入道雲の隙間から

追い越したはずの夏が来る

もう二度と

重なり会うことはない

さようなら

僕の海

2006/07/16 (Sun)

[271] サボタージュ。
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時計が

無作為の残酷さを刻んでいく

楽な仕事とストレスに溺れる日常は

秘密を持たない恋に似ている

伝えたい事なんて山ほどあるよ

正しい事になんか興味はない


もう一度

初めからやり直そう

2006/06/13 (Tue)

[270] data
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六月十三日晴れ

嘘を吐き慣れて

浅はかな恋心を隠す術を覚えた

2006/06/13 (Tue)
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