詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
産まれてきた不幸をいくら嘆いても
ある筈もない救いをいくら求めても
そこから俺の欲しいものなんて
時間以外何も生まれなかった
単純に
人よりいい車乗っていい女抱いて旨いもんくって
クソみたいな夢だと思うか?
かまわねぇ
世の中語る程惚けたつもりはない
せっかく産まれてきたんだ
勝ってやるさ
世の中がクソだってんなら
そいつに乗っかってでも
絶対勝ってやる
喰らい付いてやる
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僕の知ってるウミは広くて大きくて
潮風が仄かに薫る夏のイメージ
僕の中のウミは黒くて大きくて
すえた臭いを振り撒いているヘドロのイメージ
僕の好きな人はその両方を持っていて
その両方を受け入れた人
君が産まれたら
「うみ」
って名前にしよう
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無機質で下らなくてうざったい
どこにいるの、なにをしてるの、なにをかんがえてるの
人間の性丸出しの文明の利器
なかったらなかったでさみしいけれど
ホザクのはやめよう
パケットで安心が買えるこの時代に
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たとえばそれに名前がなくても
僕はきっと見つけ出すだろう
それはとっても当たり前の事なんだけど
くだらない情報に誤魔化された脳味噌が
わざわざ逆さまに教えてくれる
簡単に考えてみよう
悩む必要なんてない
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どんなにキスを重ねても
どんなに体を重ねても
どんなに夢を重ねても
秒針が一分に一回しか動かない時も来るわけで
長い夜は
きっと僕らを試しているんだ
いつか
二人のうちかたっぽがいなくなった時
もう一人が受けた愛を忘れずに居られるかどうか
だって忘れなければ
それはちゃんと誰かに伝えることが出来るから
そう
たぶん
この長い夜は
いつか来るその日の為の練習なんだ