詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
恋とは
狂おしい程に身を焦がし
この心を縛りつけ
あるはずもない妄想に
嫉妬する
貴方の足の爪のさきから
廿楽に乱れた髪の毛の
その細い一本まで
身悶えするほど愛しく
明日など
いや一分先すらも
貴方の前では色褪せてしまう
貴方に注いだ心血は
もうこの世の全てより重く
ここに化け物を作り出す
美しくなどないさ
唾液にまみれた
このおぞましい思いを
貴方はかわいいという
それだけで
それだけで
それだけで僕は
まさに天にも昇るほど
心地よくなれるのだ
それがきっと
恋なのだ
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鏡よ
鏡
世界で一番美しいのはだあれ?
「はい、其はお姫様、あなたにございます。」
鏡よ
鏡
世界で一番ミニクイのはだれ?
「はい、其はお姫様、貴方にございます」
回る
回る
世界は回る
知らないふりするボクラを乗せて
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ヒュルリヒュルリと風がふく
兵どもが夢の跡
気を付けろ
鬼が笑って舞い踊る
シトリシトリと雨が降る
男と女の夢の後
気を付けろ
鬼が笑って舞い狂う
詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
前から気付いていたんたんです
僕には中身がないことに
はなから知ってはいたんです
勝手に産まれてこぬことも
だからどうだと言うんです?
僕にも明日が来るんです
愛する人もいるんです
それでも駄目だというのなら
この場で殺してくれないか?
ズレたレールが嫌いなら
この場で殺してくれないか?
目は口ほどにものをいう
さよならの前の二分間
僕は確かに君のもの
それでも駄目だと言うのなら
僕を殺してくれないか?
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汚いって言うほど
何かが綺麗なのだろうか?
幻想を抱いたまま
誤魔化しの涙を寛大に理解していく
ほらごらん?
あれがあの日見た
太陽だよ?
どすぐろく歪んだ空に浮かぶ
レゴブロック見たいな太陽を
僕はまだ
眩しいと思ってる