詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
産まれついてのスリーパー
好きな事だけしていたい
紫とかげをけちらして
わかることだけ見ていたい
猿よりましな脳味噌と
猫よりましな忠誠心
恐怖と興味を練り込んで
さらなる眠気を呼び込もう
断ちきる事すらままならぬ
欲望のままに生きて逝く
ピンクの蛙を釣り上げて
好きなことだけ見てみたい
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怖いと思う事は
至って普通の事なんだろう
ただ
その恐怖の正体を知りながら
見てみぬふりをしてしまうことを
人は臆病と言うんだろう
歩けばいい
脅えたまま
僕はそうしようとおもう
情けないまま
このままずっと
受け入れるのもまた
僕なのだから
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ミノウエの欲求を
知りもしない世の中への不満に変えて
お祭り気分を貪ろう
大丈夫
明日から大人になるから
そう言ったのが二年前
ごめんなさい
まだまだです
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外国製の個人主義
蓋を開ければ粗悪品
右へ習えの催眠術が
流行り廃りを決めつける
知らないことが罪ならば
赦しを乞うのも馬鹿らしい
頼むから
『ぼくら』に僕を入れないで
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気付かないでいてね
嘘でもいい
真実なんか興味がない
度を越した欲望が
例え我が身を滅ぼそうとも
例え世界を歪ませようとも
満たされるためならば
他人が壊れても構わない
それが私の本質であると言うこと
それがあなたの知らない私です
あなたがよく知っている私の本質なのです
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当てつけみたいな晴れ空の
くそ憎たらしい陽の下で
声を殺して泣きました
離れることが悔しくて
声を殺して泣きました
明日が来るのが恐すぎて
声を殺して泣きました
当てつけみたいな空の下
僕は独りで帰ります