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しゅんすけの部屋


[170] シガラミ
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

捨てらると思っていたものは

案外俺にとって無くてはならないもので

捨てられないと思ったものは

ただ俺が欲しいだけの我儘だった

切り捨てたはずのシガラミは

その切り捨てる行為と共に

また別の新しいシガラミを産み

まるで一人になるのが怖いかのように

その輪を拡大していく

産まれては消え

また産まれる

行き着く果てがまたしても苦悩だとしても

もがいてみようと思う

もう少し楽しく生きるために

2005/06/10 (Fri)

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