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しゅんすけの部屋


[253] カタマリ
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

たかが三千いくらの紙切れを十枚やそこら売るために四苦八苦して

やっとてに入れた今日

マルボロの赤い蓋を開けながら

他人の感情を覗き見た気分に浸る

焦りが諦めに替わるのに
それほど時間はいらない

自分で作り上げた
丸っきりツクリモノの社交性に
若干の倦怠感を感じながら

苛立ちを抑える為の火をともす

飢え続ける事の難しさを
今になって実感した

飢え続けた者が勝つのだ

一瞬でも気を抜けない

勝つと決めたんだろう?

こだわってやろうじゃないか

2006/02/27 (Mon)

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