夜が空と海の境界を曖昧にした恐怖はそこからやって来る夜が君と僕の境界を曖昧にした明日はそこから始まる上気した輪郭を写す豆電球はここぞとばかりに存在を主張する限界を悟る技を覚え限界を忘れる癖をつける毎日が同じように始まる矛盾のように理解などしなくてもそこにあるものそんなものがあればいいのに混ざりあった恐怖と期待は怠惰な夢に重ねよう静かな夜の独り言
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