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しゅんすけの部屋


[311] すいかの君
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

槍が降るこの大地

酒池肉林の最前線で

誰かが植えた露地栽培のすいかを

ただ一人

涙を堪えて守るあなたの肩を

僕はそっと守りたかった

でもきっと

どんなに辛くても
どんなに傷ついても

諦めないあなたは

僕の幻想でしかない

もう大人になった君は

すいかを抱えて笑う事もない

それは少し寂しいけれど

君がいつかまた思い出した時は

遠い月を見ながらすいかの話をしよう

あの日の笑顔と共に

2008/11/09 (Sun)

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