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しゅんすけの部屋


[364] 脅迫
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

昼間青空を映した窓は

今や暗闇の浸食を防いだ壁の覗き穴

光の無い場所で謳う雨は

眠れ眠れと早口でせき立てる

火傷の跡にやっとできた薄皮を猫に舐められるような

そんな感覚が一晩中続くと思うだけでどうにかなりそうだ


まだ気を失った方がましだ

2009/09/28 (Mon)

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