詩人:しゅんすけ | [投票][編集] |
カーテンを閉めたのは丁度正午のテレビ番組が始まった時だった
見もしないテレビが点けっぱなしなのは
消す動作が面倒なのと
外とつながる最適な大きさの窓だから
煙草に火をつけながら考える
道徳や宗教が
人を支配するためのルールなら
今だってなんだかロックじゃねぇか
敵を作る為に
怠惰にご大層な名前までつけて善悪を像る
なんとまぁ傲慢な
ふと
そんな自分の我が儘な哲学を鼻で笑い飛ばす
重い体を怠惰の甘い光から無理やり引き剥がして
今日も
戦う為の仮面をつけた
悪魔がホントにいるのなら
神様なんて奴よりは
よっぽどましな奴に違いない
さぁ
戦おう
俺の相手は神でも悪魔でもない
ただの人間だ