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しゅんすけの部屋


[380] 飛ばない鳥
詩人:しゅんすけ [投票][得票][編集]

普通の星なんか一つだってなかった

立ち止まっては涙をながし

笑い

驚いた

遠くに見える光は

きれいすぎて

僕を拒絶した街を

君と共に脱け出したときも

輝きは希望だと勘違いした

ほんとはそんなんじゃないのに

輝きを失ったわけじゃない

普通の星なんてやっぱり一つだってなかった

だけど僕達はここにいる

振り返ると

この街だって

ちゃんと輝いていたから

希望や夢

そんなもんつくればいい

僕達が欲しがったものなんて

結局どこにもなかったよ

だから

うん

もうどこにもいかない

2010/05/10 (Mon)

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