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しゅんすけの部屋


[383] 軋む
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

暗闇が微睡んで少しずつ白む空は

冷えた肌を擦る手のひらのように優しくて

今目を覚ましたのか
そこに鳴く名も知らぬ鳥に

調子に乗ってボソボソと遅く起きてきて五月蝿い等と苦言を呈し

まるで主じかの如く振る舞いはするものの

何者にも成れず昨日を終えた罪悪感はやはり引きずっている

些細な変化など必要ない

何も変えられぬ価値観など必要ない

某かの方策も無いまま

今日は淡々とやって来て

ただだまって

嘲笑いも貶しもせず

淡々と過ぎていく

無力とは惨めなものだな

2010/06/14 (Mon)

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