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しゅんすけの部屋


[390] アキアカネ
詩人:しゅんすけ [投票][得票][編集]

盛者必衰の理を

如実に現す季節を眺め

隆盛を期した虫の音に

早くも終焉を感じずにはいられない

無ではなく

有でもない

朧気な輪郭を示す眼前の世界には

ただ在り続ける使命を背負い

繰り返すために繰り返す

その人の性にも似た存在の

ただの一辺が転がっているに過ぎないのに

2010/09/14 (Tue)

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