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しゅんすけの部屋


[418] 帰巣
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

信号機もなくて

コンビニも車がないといけなくて

割と高いところにある俺の家からは

山と湖と瓦葺きの屋根

お互いに興味なさそうにすれ違う老人と猫とか

そんなものしか見えなくて

何でだろ

大嫌いだったのに

だから飛び出したはずなのに

何でもある場所には

何一つなかった

俺のほしいものは何一つなかった

結局

俺の根っこはここにしか根付かない

俺が好きなものは

全部ここにあったんだ


2011/10/18 (Tue)

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