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しゅんすけの部屋


[60] パントマイム
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

倦怠感は止どなく押し寄せる

確実に蝕まれていく肺と

弱り切った粘膜で保つ消化器官は

もう悲鳴すらあげない

眠気を理性で否定して

衰えた判断力を限界まで引き伸ばす

自分の体と無機質な人工物しか触らなくなった指先は

拒否する気力もないようだ

私の輪郭は崩れ去り

型に嵌った者達が

褒めたたえる事すらも

滑稽ではなくなった

誰も気付かない

実のところ

私が変わってなどいない事に

誰も気付きはしないのだ

2004/11/24 (Wed)

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