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しゅんすけの部屋


[8] 悪意
詩人:しゅんすけ [投票][編集]

空高く

曇り一つなく晴れ渡ったそんな日

透明な鈍器に撃ちひしがれて揺れる世界は

まだここに生まれた悪意を知らぬ

誰かの意思によって作られた時間を

何の疑問も持たずに横行する事が

幸だというのなら

これほどまでに屈辱的な生などあるものか


壊れてしまえ

跡形もなく

こんな世界など

2004/11/03 (Wed)

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