詩人:桧村藹 | [投票][編集] |
熱湯に浸された瞬間
血を流したティーバック
溶けてさえ、溶け切れない。
後を追っても、死にきれなかった角砂糖。
檸檬では、居られなかったあの酸味。
数々の 無念の味が それだった。
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冷房設備の整った部屋から外に出た
あの瞬間がたまらなく嫌い
この灼熱地獄で生きながらえる事が出来るか否か
けれど死んだ事は一度も無い
死んだことは無いのに
地獄の入り口を見たことはある
地獄の入り口を見たことはあるのに
天への入り口は一度も見た事がない
詩人:桧村藹 | [投票][編集] |
あの頃 世界一の幸せ者になる方法は一つだった.
けれど それには到底手が届かなかった.
だから、幸せになんてなれないんだと
全て感覚で理解した。
幸せになれないのなら 全てになげありになった。
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絶対に裏切らない友だちなんて居ないと思った。
どうして?
答えはあなたが思うよりずっと簡単。
あなたに絶対裏切らないと言える友だちが居ないからだよ。
だから、人もそうだと思う。
でも実際そうなんだ。
絶対裏切らない人なんて、居ないと思う。
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夢は常に脳を洗脳し
思い出は片隅にある
幸せだけが妄想として走り出し
あの頃の思い出はどこかに消えた
未来には最高の期待を寄せて
過去は・・・できるなら消し去りたい