桧村藹の部屋
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[4] happy things3
熱湯に浸された瞬間
血を流したティーバック
溶けてさえ、溶け切れない。
後を追っても、死にきれなかった角砂糖。
檸檬では、居られなかったあの酸味。
数々の 無念の味が それだった。
2006/12/19 (Tue)
[3] happy things2
風が吹く
簾は一様な動作を繰り返す
なるがままに
窓は割れる
圧力に屈服する瞬間に
割れたものは 窓硝子
あるいはそれの 信念か
2006/12/19 (Tue)
[2] happy things1
浅はかなものを嘲笑ったけれど、
深く考えなかった者はまだ幸せだった。
2006/12/19 (Tue)
[1] 神々しい光
神々しい光
木漏れ日と 直射
光 そして光
神々しい明り
月明かり 雪明り
明 そして明
2006/12/03 (Sun)
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