胡散臭い詩人がピースだとかへらへら笑う横目に僕は君が圧死して空を近づけてよとせせら笑うそんなことをしなくてもやがて世界は萎縮するだろう。星は黄土色に変色し海は干拓に嬉々を覚え街灯は整列を忘れその中で月だけはしれっと浮いているんだ 。シュレッダーに流される願いや望みや欲たらなんたら期待も約束も嘲笑に満ちた満月。僕らもシュレッダーの隙間をのぞいてみよう違う世界が見えたなら また生きていける気がすんだ。
[前頁] [キティ。の部屋] [次頁]