詩人:蒼紅 | [投票][編集] |
計画というものは
狂うものである。
記録というものが
破られるものであるように
傑作というものが
壊されるものであるように
如何にその結果に辿り着くまでに
頭の知識を使い果たそうとも
血の滲む努力を重ねようとも
感覚を研ぎ澄ませようとも
軽く脆く儚く
華々しく散り逝く
破壊者は言った
「そんな面倒なことしてないで、ちょっとこっち手伝ってくれない?」
さようなら、計画。
さようなら、理想。
詩人:蒼紅 | [投票][編集] |
あれからどれほど時が経った?
ただ一人さまよい続ける
「何で僕は生きるの?」
まだ答えは見つからない
人に知って人を信じて人を愛する
そんな当たり前のことを忘れた僕に
何があるのだろうか?
この鋭い糸に弄ばれながら 僕はここにいる
だけどこの足は伊達じゃないと 叫びながら
闇夜の月を臨む
あれからどれほど月日が流れた?
ずっと一人で悩み続けた
「何で君は苦しむの?」
微かに耳に響いた言葉
君は笑顔で君は微笑んで君は愛する
僕が無くした感情を見せてくれた君を
信じられるだろうか?
この腕をとってくれるのは君しかいないだろう ならば
ずっと君だけに尽くそうと誓いながら
闇夜は明けてゆく
静かに微笑んだmarionette