あんなにも君を傷つけて しまったのに君は最後まで涙見せずに手を振ってくれたね…。 強がりだった君…涙など見せたりしなかった。 だけど本当は知ってたよ?僕を抱き締めた君の震えた小さな手に涙がこぼれ落ちた事…。 君を見れなかった…。 君を抱き返せなかった…。 君は最後に言ったよね。 『何処にも行かないで…』 『 朝がこない夜はない』 そぅ君が教えてくれた。 だったら君を忘れられる夜を教えて? 一人きりの夜が好きだった僕は気がつけば君の感触を探していた。
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