詩人:龍聖 | [投票][編集] |
吐く息白くだんだん大きく
僕はそろそろ冬かと思う
秋の哀しい思い出は落ち葉といっしょにもやした
楽しい思い出は大切に次の秋までとっておこう
冬になれば僕も変われる?
微かな希望を祈り
今僕は秋の淵に立っています
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今日は星も綺麗に光を放っている
お月様は眩しいくらいだ
君が来た
僕の横に座る
僕は落ち着かなくなる…
話をしていると緊張して自分が何を言っているのか分からなくなる
少し歩く
少しのつもりが大分あるいてしまった…
僕は鼓動を殺そうとするが止まらない
覚悟を決める
僕の口からなかなか言葉が出ない…
ようやく言葉が出た
左耳の鼓膜が音をたてて震えている
君の頭が縦に動いた
僕はただとても嬉しかった
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今日もあの月…
こうして月を見るのももう何夜目かもう忘れてしまった…
僕は最初に見た月からなにか変わっただろうか
『なんにも変わってなぃな』
あの月が僕に放った言葉
「お前もなんにも変わっちゃいない」
僕も月に寂しい言葉を返す
お前は日によって半分になったりするけど
また真ん丸にもどる
僕も同じ…
いつか互いに変われる時がくるかな?
微かな望みも今は遠い
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別に僕は世界が認めるヒーローになりたい訳じゃない
国民的人気ヒーローになるつもりもなぃ
ただ…あなたが困った時に助けることのできるヒーローでありたい
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今あなたはいくつになりましたか?
これまで生きてきて時間の速さに取り残されて
時の流れをどうすることもできず泣いたこともあったでしょう
僕も取り残されている
あなたと僕だけなんかじゃない
みんな二十歳というボーダーを超えると大人という概念を植えつけられる
しかし皆その『大人』という言葉に暗示を掛けられているだけだ
ふとした時に昔に戻る人も少なからずいる
今僕はそんな人に憧れを抱いています
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いつも…
いつも同じことをしている
朝起きて飯くってチャリ乗って学校
授業は寝て大人に怒鳴られ
家に帰る
帰ったら帰ったでなにもすることがない
飯くって風呂入って煙草吸って寝るだけ
そして朝がくる
それの繰り返し…
考えてみると進路すら決まっていない
俺はどこにいく?
自分が近くにいるのに遠い
俺の行き先は?
そんなの誰も知らないか…
そうこうしてる間に俺の青春は終わってしまうだろう
せめて青春の最後にまだ幼い頃の自分に戻りたかった…
もう会うことはないだろう
じゃあなッ青春!
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ほらごらん
君はその窓から何が見える?
僕はいろんなものが見えるよ
夜なのに明るい街だね
これじゃあずっと昔からある夜も居場所を失うね
ほら見て…
あの娘携帯片手に無表情だね
でも僕にはちゃんと見えたよ
心が泣いてた…
訳は知りたくないな
悲しくなるから
ほら…
おじさんが10代の女の子に話しかけてる
この話の内容も知りたくないな
ねぇあそこ見える?
中国人かな?
行く人行く人に話かけてる
あなたはこんなことするために此処に来たんじゃなぃょね…
明るい闇のなかで君は何をみたかな…
僕はもぅこんなもの見たくない
窓閉めておくよ…
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ぁ…雪だ
みぞれか…
君と最初に出会った時を思い出した
あの時もみぞれが降ってたっけ…
君の肩を濡らす荒んだ街に降るみぞれを僕は拭った
あれから半年後
君は僕に別れを告げた
楽しかったいつもの帰り道も苦痛だった
なにをしてても君を思い出す…
いっそのこと死んでしまおうとも思った
でも死んだら楽になれる訳じゃない
死を無意味に感じた
もぅ大分落ち着いた…
それでも今日もみぞれが僕を濡らす