詩人:龍聖 | [投票][編集] |
光はまぶしい
僕のような人間は直視できない
君やあなたと目が合う瞬間に反らしてしまう
自分の汚れた心を見るようで
まるであなたに見透かされるようで
取り繕った表情すら無意味に思える
積み重ねた汚れがあなたに伝染らないように
あなたにはあなただけの素敵な世界
僕には僕だけが受ければいい世界
いっぱいになった時に見える世界
誰のこころも感じれる
傷つけることだけを拒む先
荒廃の世に無力で立ち止まり
くうを感じ無気力
再生の夜に言葉を置く
他でもないあなたに
読むよう仕組まれたあなたに
希望の火を
新しい朝を
大衆から首を上げ呼吸したあなたに
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やってしまった事を悔やむより
これからどれ程の事ができるのか
どれだけの笑顔を咲かす事ができるのかを考えてみてはいかがでしょう
猜疑と上っ面が闊歩する街で
あなたもまたそれに倣うのですか?
それが普通なのですか?
普通なんて存在しないのですよ
周りからの目が怖いですか?
うす汚い目であなたを汚すゴミにあなたかならぬよう祈っています
あなたの価値はお金じゃ買えない
あなたの幸せをここで願います
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もう疲れただろ
嘘に
もう疲れただろ
孤独に
もう疲れただろ
やりたくもない事をするのに
もう疲れただろ
どうでもいい話を聞くのに
もう気づいてるだろ
物では心は満たされないことに
もう気づいてるだろ
周りをキョロキョロしても無駄だということに
もう気づいてるだろ
目をそらしてもいずれ死ぬということに
君は人に酷いことしてないかい?
必ず返ってくるんだよ
死んでまた始まったら
次は人の命を繋ぐ為に豚になるかい?
無垢な心を抱えて繋ぐ番がくる
なんで生きてるかを分からないままに生き続けないで
相手に心を開かないから相手も開かないんだよ
愛がほしけりゃ愛をくれてやれ
目に見えない物の中にしか真実はない
いらないプライドは早々に捨てた方が生きやすい
周りの目を気にせず鼻唄まじりに散歩した方が生きやすい
僕が何を書いたところで馬の耳に念仏かもしれないけど
でもこの詩と出会った必然に気づいてほしい
昔の自分に伝えたいだけなのかもしれないけど
何がどうであれ人生楽しく生きれないなんてそんなんないぜ
神様はそんなに悪い人じゃない
あなたが本当のあなたにまた出会って幸せが訪れますように
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ふたつボートが泳いでる
10馬力のボートが流れに逆らった
ほとんど進まなかった
手こぎボートが流れに身を委ねた
驚くような速度で目的地まで着いた
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気づくとそこは夏
何もかもをおろそかにしていた僕にも夏。
うだるような暑さも
夜の匂いも夏。
過去に置いてきた線香花火をふと思い出す
もう来たんだね
君が来るのを意外と待っていたような嬉しい水の冷たさ
子供の頃に食べたアイスの味も
みんなで入った川の温度も覚えてる
ただちょっと
少しだけ大人になってしまっただけ
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寝ればどうせ朝が来る
飲めばどうせ眠くなる
明日の自分は戦闘服と紙の城
今日の自分は灰色の空き箱
夜が来れば朝になる
朝が来れば自分はいない
ひょっとこみたいな面で何を見透かす
相当痛い内側の痛みを引きずって
明日は晴れるかい?
聞かないで毎日曇り
こんな時はビートルズを聴いて眠るのさ
全て忘れさせて今だけは
今日の日よさようなら
そんな歌があったと呟く覚悟のできない男
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今日はお休み
何もかも忘れて自分に帰れる日
仕事だとか友人関係とかそんなもんは置いといて
自分とサシで戦うのさ
月曜日から我慢していたことを成し遂げる
大きく有意義な一日
月曜日が来れば
正当性と虚偽の入り交じる矛盾世界
僕の名前は「さん」という記号を付けられ昔の自分も全てうやむやに。
ネクタイが少しキツい僕からは羽のもげてく音がする
聞かないで。僕だけじゃないみんなそうなんだ
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ここの子この子
どこの子その子
本を読んだら体験談
テレビを見たら博学伯爵
ここの子この子
どこの子その子
電子メールで意志疎通
ネットで恋愛クスクスクス
無形のものは難しい
混同。混乱。
憔悴。憔悴。
直視する
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となりの家がなくなった
大切な友達もいなくなった
今が一番苦しい時
今が一番悲しい時
でもね
家もなくなってない人たちには想像できないものがある
ここには希望しかないんだ
誰も泣いてる人なんていない
みんな強く生きている
みんなで助け合って生きている
みんな笑って生きている
ずっと遠くの先のほうを見てる
悲しい心も
苦しい心も
嘆きの言葉も隠してる
みんなを思って隠してる
写真も持たず出てきた人も
財布も持たず出てき人も
ここでは強く生きている
世界で一番生きている