ホーム > 詩人の部屋 > 龍聖の部屋 > 夜

龍聖の部屋


[87] 
詩人:龍聖 [投票][編集]

僕は誰にも気ずかれぬよう家をでる

静かにドアを開け
抜け出した世界は僕にとって理想の闇だった
メールしても返ってくる時間じゃない

公園のベンチにただ独り腰掛ける

僕も闇の一部になったようで心地よい

今君はベッドの上かな
気になるけど知るすべなんかない

僕はこの闇にずっと溶けていたいと思った

2006/08/21 (Mon)

前頁] [龍聖の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -