赤子の泣き声が電車の中に響き渡る。『うるさい』と言うような目で睨めつける人が居た…。いいじゃないか。あの赤子も一生懸命に生きて自分の存在感を知らせてるんだから。僕にはその赤子が立派に思えて仕方がなかった。
[前頁] [ゆきむらの部屋] [次頁]