詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
あれは
最後のメール
君の誕生日
『おめでとう』
と伝えた心は
届かなかった‥
やっと君を
諦められそうだよ
未練ではなく
愛しさを残して
さよならを
私の中で告げよう
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
愛しい人を横にして
君はどんな顔を
見せてくれる?
肌と肌を合わせた時
君の体は
どんな風に熱くなる?
君の心を
一心に刻んで
君の体を
一身に受け止めて
互いの全てを
喰らい尽くすように
愛し
愛されたい
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
愛しさだけを
残して
穏やかに暮らすのは
やっぱり無理かな?
もう
愛されることを
諦めて
吹っ切れたはずなのに
ふとしたことで
愛しさが溢れてきて
身も心も
触れられる距離で
愛したくたなるの
想うだけじゃイヤ
愛するだけじゃイヤ
『愛されたい』
欲望だけじゃなく
『愛したい』
欲望もある‥
そんな
ひとつの欲を知った
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
ふたりで夢見た光景
今でも
思い出すと
温かくも
切なくもなる
ふたりは
深く
愛し合って
傷つけ合って
その夢を
蜃気楼のように
手に出来ないものにしてしまった
近づくほど遠くなる
夢のまた夢に
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
深い夕日色
長い髪のあなた
ふわり
甘い香りがする
心くすぐる香りが
私を惑わせて
ふらり
足が
香りの元に向かう
突然
腕を掴んで
抱き寄せてくれた
あなた
ナイフを入れた
オレンジと
沈丁花の香り‥
私はもう
此処から動けない
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
鬱になりがちな
雨の日だけど
素敵な雨の歌を
君と私は
知っている
だから
雨の日も
微笑んでいられる
駆け込んだ軒先
灰色の雲から
降り注ぐ雨を
見上げるのにも飽きたね
さぁ
私達は
手と手を繋いで
余った手を額に当てて
雨のトンネル
くぐろうか
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
君が
好きだと言った歌
私も大好きな歌
今でも好きですか?
初めの音を
聴いた瞬間
ココが
胸の真ん中が
ぎゅっとなるよ
あまり
聴けなくなっちゃったな‥
君が
好きだと言った歌
私も大好きな歌
君を
浮かべること無く
聴ける日は
もうこない‥
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
楽しかった
満ち足りた
君との記憶
断ち切れぬ想いが
心を突き刺す、
刃へと変える
その刃は
私を苦しめるには
充分過ぎるほど
研ぎ澄まされている
君との記憶は
生きる力に変えよう
そう
思ったはずなのに
刃となった
君との記憶‥
消せないのなら
その刃で
息の根を
止めて欲しいのです