詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
あなたは今
ライブという
特別な空間にいる
どうあがいても
あなたに
逢えない私は
ライブ空間にいる
すべての人に
嫉妬する
一体一の
結びつき以外に
ひとつになれるコトってそうはないでしょ?
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リキュールを
注がれたグラス
透明な塊は
甘い痛みを伴って
静かに
溶け合ってゆく
一気に
飲み干されたグラス‥
残された塊は
共に傷付き
傷付け合うかのように
さらに溶け合い
甘さを無くして
カタチも
無くしました
甘いまま
ひとつに
なりたかったね‥
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何も語らない
写真たての中のあなた
目線はどこに?
やさしく微笑んでいる
どんなに話かけても
何も語ってくれない
答えてくれない
そんな時はそっと
写真に触れてみる
抱きしめてみる
すると
あの時感じたぬくもりが戻ってくるようで
私の問いかけに答えてくれるようで
写真に見つめられる
そして
見つめ返す
時間が止まる
すべてが止まる
ほんの一瞬‥
問いかけは
消化不良で心をつまらせる
遠い記憶もぬくもりも
消えないままどこかで
つまっている
『いつまでも思い出にしたくない‥』
そう思いながら手放さない写真
本当はずっと閉じこめておきたいんだ
あなたの思い出を
あなたの面影を
ずっと写真立ての
枠の中に
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『〇〇に縦ノリは似合わない!』
そうだね
あれは
静かなる音楽を
好んだ私が
rockに
興味持ち始めた頃
『僕の上で縦ノリしてよ?』
‥君は乗せてくれなかったじゃない?
私は変わったのよ?
私は
rockに傾倒する女に
なったのよ?
腰ではなく
頭を
腕を振るわ
君の知る私は
変わったのよ
私の知る君も
変わったのでしょうね
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残り香も消えた
冷えたベット
傍らの
置き去りの香水
ひとふき
脳裏に
あなたが浮かんでも
何かが足りない
香水は
その人が持つ香りと
混じり合って
独特な
香を放つという
香りをまとう
あなたもいいけど
素なあなたの
香りが好き
今夜は
もう片方の香を
望みながら
この
横文字の香りに
抱かれて眠ろう
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〜昼下がり〜
小さな鍋に
甘く苦い香り
傍らの君!
指を入れたら
火傷するよ?
あ‥!
後ろから
まとわりつかないの!
カタチにした
甘き想い
ちゃんと
あげるから
大人しく
待ってて?
お返しは
チョコレート味の
柔らかな唇で
甘く長い口づけを
ちょうだいね?
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君が
離れてしまってから
たくさんの夜を
過ごしました
あと
幾つの夜を越えたら
涙する私と
サヨナラ出来るの?
君が
隣にいなくても
平気でいられますように‥
そんな夜明けを
願って
幾つもの涙
この胸に
沈み込んで行くまで
静かに見送ろう
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ずっと
ずっと前に
お気に入りだった
シャンプー
何気なく
買ってみた
変わらない香りが
思い出を連れてきた
白い上着と
膝丈黒スカートの私
黒板を背景に
たくさんの机と
白黒服の集団に
ひとり対峙する
あの人を
追いかけてたっけ