詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
君とは
違う人の手で
悦びの声を上げる
鳴いても
泣いても
届かない‥
『一瞬でも
君を忘れたい』
『何も考えない』
そう決めて
抱かれても
君に向かう声
さらに高らかに
響いていくの
この
閉ざされた
部屋の中でだけ
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いつまでたっても
私は
君以外の人の妻
君は
私は
互いを
ただ好きで
好きで
それだけだったのに
恋人達が持つ
当たり前の感情
『一緒に居たい』
そう思ったから
終わりを迎えた
モラルを
越えられないから
モラルを
越えない勇気が
あったから
終わりを選びました
何が何でも
ふたりでいることを
貫ける力‥
欲しかったな‥
いつまでもたっても
私は
君以外の人の妻
詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
夢でも
私を泣かせるのね‥
せめて夢では
笑っていたかったのに
いじめないで‥
いじめないで?
優しくしてよぉ‥
目が覚めても
枕が濡れてるの
頬に涙が残ってるの
お願いだから
夢では
幸せでいさせて‥?
君の隣で
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全身で
熱い君を感じよう
脳内に響き合う
愛しき漏れ声
香る
快楽の水音
耳元で感じ合おう
私を舐めて
私を味わって
視て
私を辱めて
私も君を
同じように
愛すわ
私の中で
猛って果てて
それは
至福の時
体で語る愛
されど
心で語る愛
一番の性感帯は
心なのよ?
お互いの
強さも
弱さも
解放し合って
深く
愛し合いましょうか
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何度も
私を温めてくれた
君の言葉
温度を失くしてゆく
何気ない会話ひとつも
宝物だったのに
嘘に変わって
気持ちが
通わなくなって
凍り付いた
そう
君の言葉は
全て死んだの
冷たく
美しく輝く
君の言葉を
抱き締めて
粉々に
してしまいたい
冷たくしたのは
この私ですか?
君ですか?
それとも
誰も悪くはない、と
云うのですか?
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私の空が
薄闇と茜色
混じり合う頃
君は
星空の下‥
空に同化する
水平線と
街の
暗きシルエット
これが今
私が見ている空
君の所から
巡ってきた空
この空がまた
明日の君に
繋がりますように‥
君の幸せを願う
私の心も
届きますように‥
君にはもう
西空を思う気持ちも
ありませんか?
暮れ空と
沈む陽と共に
君の心も
巡り来て欲しいのです