詩人:瑠璃 | [投票][編集] |
決断する力が欲しい
君を
『忘れる』
と決めたら
記憶から消し去るのは
無理でも
隅に追いやることくらいはできるかも
いつでも‥
君に
支配されてる状態から
抜け出したいよ
もし‥
『忘れない』
って決めたら
私は
どうすればいい?
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呑んでも
記憶途切れるほど
酔えないなら
忘れられないなら
呑まない方がいい
わかってても
呑んでしまう
彼を追い出せない‥
きっと
潜在意識の中にも
この体にも
彼は私に
染み着いてしまってる
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触れることが出来ない
君を
思い描いて
あの人に抱かれる
我を忘れる瞬間
思わず名前を
呼びそうになる‥
あの人には悪い、と
罪悪感にも抱かれる
君に
愛され頭で描き
体に染み着いた
君の愛撫は
まだ抜けない
あの人に
抱かれながら
何度も何度も反芻して
抜けるどころかさらに染み着いていく
あの人は
気づいてる?
心が
此処に無いことを
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君に受けた
傷跡の上に
細かな傷が
毎夜増えていく
再び繋がったのは
君が
私を好きだから?
そう思っていい?
傷つけるために
再び現れたんじゃないよね?
寂しくて
寂しくて
自ら傷ついて
底の見えない闇へ
堕ちていく
私を
またこんな気持ちにさせた君だけど
やっぱり愛しい
救えるのは君だけ
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たったひとり
欲しいと思った君は
私のものにはならない
たくさんの人の間を
行き来して集めようか
君の一部、一部を
君という隙間を
埋める為に
きっと完璧には
埋まらない
空しくなる
心を与えず
体も与えず
たくさんの人に
愛されようか?
心を与えず
愛を得るのは
無理だと知るも
寂しさに
負けそうな私は‥
日常のあらゆる場面で
君を見いだし
君を求めてしまう
求める対象が
君以外の『人』に
変わってしまう前に
私を止めて
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寂しさの闇から
引き上げてくれる
君の手があれば
それはそれでいいけど
自らあがいて
もがいて
光を求めて
這い上がることができれば‥
愛しくて
たまらない心を
生きていく力に変えることも
自分でできるかもしれない
君無しで空しいと感じる前に
君を心に住まわせて
強く生きていたい
忘れられないなら
生きる糧に変えたい
私を満たすのは
君しかいないけど
私を救えるのは
君と私自身
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私達は
一緒になることを
望めず
『ただ好きなだけだよね』と
伝え合う他に
想いを表せなかった
本当は
一緒に居たくて
触れたくて‥
今思えば
その言葉は
『逃げ』でした
逃げ込む他なかった